こんにちは。歯科衛生士の藤井です。本日も診療頑張っています。

今回は歯のメンテナンスは保険が効く?料金や重要性をテーマにお話していきます。

当医院では虫歯予防や歯周病予防の為の歯のメンテナンスを行っています。

保険が効くメンテナンスは、レントゲン撮影や歯周検査を行った上で歯周病と診断された方が適用になります。

基本的にはメンテナンスは3ヶ月間隔で来院してもらいます。

保険適用でメンテナンス料金は3割負担の方で三千円前後になります。

歯のメンテナンスの重要性についてお話していきます。

普段毎日行っている歯磨きもとても重要ですが、ご自身だけでの歯磨きだと磨き残しがでてきます。

歯周ポケットが3ミリ以上あると歯ブラシだけでは届かないです。

メンテナンスで使用する超音波スケーラーで歯周ポケットを洗浄していきます。

歯周病菌は空気がないところを好みます。

鉄とタンパク質が大好物です。

普段の歯磨きで血が出る方歯周病菌が活発になり良い環境を作ってしまっています。

メンテナンスで使用している超音波スケーラーで歯周ポケット内を洗浄することによってキャビテーション効果があり歯周病菌の数の減少や歯周病菌を弱らせます。

さらに、歯石が付着してしまうと歯磨きだけでは取り除けないのです。

歯石は軽石のようによく見ると隙間があります。

歯石の表面の隙間に歯垢が入り込み歯垢の住処にします。

歯垢は細菌の塊です。

メンテナンスで歯石をとらないと歯石の隙間にいる歯垢は取り除けないのです。

歯垢は歯周病の原因です。

どんなに歯磨きを頑張っていても自分では気づかない磨き残しがでてきます。

磨き残しの層ができてきてその細菌が3ヶ月くらいで歯や歯茎に悪影響を及ぼすといわれています。

ですので、当医院では3ヶ月間隔のメンテナンスをすすめています。

メンテナンスでは歯のクリーニングだけではなく、虫歯がないか検診します。

メンテナンスで小さい虫歯なども早めに発見できて簡単な治療で済むことができます。

また、歯周病の検査も行います。

検査結果を担当の歯科衛生士から説明があります。

メンテナンス時は毎回検診と歯周病検査を行うので前回のデーターと比較しながら良い点と悪い点をみていきます。

根の炎症や奥歯が歯周病進行していたりするとレントゲンをとらないとわからないケースもあります。

普段なんともない歯などがレントゲンをとると炎症していることや、歯槽骨がとけていることがわかります。

歯槽骨は歯を支えている骨になります。

その骨がとけてしまうと歯がぐらぐらしてきます。

メンテナンスで来院し、どこもいたくなくても1年に1度はレントゲンを撮ることをすすめます。

原因は歯周病菌ですのでメンテナンスで予防しましょう。

さらにメンテナンスの時に歯石や歯垢だけでなく、歯の表面の着色やバイオフィルムも除去します。

歯の着色は付いてしまうと歯石と同じで自分ではなかなか除去できません。

メンテナンスの時に歯の着色を浮かして除去するペーストをしようして着色を綺麗にしていきます。

着色と一緒に歯の表面のヌルヌルしたバイオフィルムも除去するので歯の表面がツルツルになり気持ちいいですよ。

歯と歯の間の清掃もメンテナンス時に行います。

患者さんに合ったフロスや歯間ブラシの清掃道具を使用します。

歯間ブラシにはサイズがあるので患者さんに合ったサイズをみていきます。

仕上げにフッ素の入ったジェルで細かいところを磨いていきます。

磨き残しが多いところや歯肉が腫れているところなど歯科衛生士から説明していきます。

毎日の歯磨きで磨き残しがでないよう磨き方なども説明し、練習していきます。

定期的なメンテナンスで患者さんが苦手なところや磨き残しなどを綺麗にしていきます。

毎日の歯磨きでは、練習した歯の磨き方でがんばってみてください。

再度メンテナンスで歯の磨き方やブラシの動かし方を説明していきます。

磨きづらいところやフロスや歯間ブラシの使い方わからないことがあればメンテナンス時に気軽に聞いてみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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