こんにちは。歯科衛生士の菊地です。

 

 

暑くなってきましたね!
早くも夏が近づいてきているような感じがします。

 

 

先日、歯科衛生士向けのセミナーに
行ってきました。

 

歯科に関することだけでなく、
生涯を通じて患者さんと接することの
大切さについても聞くことができました。
とても素敵なお話ばかりでした。

 

 

セミナーの講師の先生も女性でしたので
女性ならではのエピソードも聞けました。

 

最近分かったそうなのですが、
噛むことにはアンチエイジング効果が
あるそうですよ!
噛むことで若返り!素晴らしいですよね!

 

 

また、「小顔体操」も教えてもらいました。
口を大きく開けたり閉じたりする体操なのですが、
顎のラインがすっきりと引き締まるそうです。
これは実践しなければ!!!

 

 

もし詳しい方法を知りたい方がいらっしゃったら
声をかけてくださいね。
一緒に小顔を目指しましょう!(笑)

 

 

今回は、歯周病歯磨きについてお話します。

 

 

重度の歯周病になってしまった場合の治療方法は、
歯周ポケットの中についている歯石を除去する
「SRP」と呼ばれている歯周病の治療や、
定期的な歯科医院での歯のクリーニングがあります。

 

 

しかし、歯科医院での治療だけでなく、
ご自身での毎日のセルフケアも非常に重要です。

 

 

重度歯周病の方は、自分に合った
正しい歯の磨き方を知らない方が多いようです。

 

 

ですので、まずは歯科医院で、
自分に合った歯周病歯磨きの仕方を
専門のスタッフに教えてもらいましょう。

 

 


ここで、歯周病の方向けの
歯周病歯磨きのポイントをご紹介します。

 


歯周病の方は、歯と歯茎の境目にある
「歯周ポケット」が深くなってしまいます。
健康な方は約2ミリの深さですが、
歯周病が悪化すると、歯周ポケットが
どんどん深くなります。
6ミリ、10ミリという深さの方もいらっしゃいます。

 

 

歯周ポケットが深ければ深いほど
歯茎がゆるくなり、汚れも溜まりやすいです。
磨き残しにはたくさんの歯周病菌が
含まれていますので、歯周病菌も
どんどん歯周ポケットの中に増えていきます。

 

 

ですので、この歯周ポケットに汚れを
溜めないような磨き方がとても大切なのです。

 

 


具体的な歯周病歯磨きの方法は、

1、歯ブラシを歯と歯茎の境目に向けて45度の角度で当てる

2、歯ブラシを、鉛筆を持つようにやわらかく持つ

3、歯を一本ずつ磨くように小刻みに動かす

 

 

このような磨き方を専門用語で
「バス法」と呼んでいます。
歯茎のマッサージや歯間のケアも
同時に行える磨き方です。

 

 

バス法を行う時の注意点は、
磨く力を強くしすぎないこと。
強く磨きすぎると歯茎が傷ついてしまいます。

 

 

優しい力で磨いても、歯ブラシの毛先は
歯周ポケットや歯間にしっかり入りますので
ご安心ください。

 

 

かための歯ブラシではなく、
ふつう、もしくはやわらかめの歯ブラシを
使いましょう。

 

 

最初のうちは45度の角度で当てることが
難しく、なかなかうまく磨けないことが
多いようですので、
鏡を見ながらゆっくり磨いてみてください。