こんにちは。成城のファーストデンタルクリニックの平澤です。

歯科では歯を削ったり、歯を抜いたりするので非常に麻酔を使う機会が多いのですが、その麻酔薬が危機に瀕しているのをご存知でしょうか?

実はトップメーカーであるアストラゼネカが麻酔薬の製造を中止して、その生産能力を全部コロナワクチンに全振りすることになったのです。

そのため、アストラゼネカから供給を受けていたメーカーは欠品になり、それ以外のメーカーに注文が殺到したため、既にパニック状態になっています。

また、製造工程に必要な無菌フィルターがコロナワクチンに最優先に供給され、麻酔の製造に支障が出ているとの報告もあります。

薬品ですので簡単には製造を増やすわけにもいかないのだと思いますので、当面このような状況は続くのかもしれません。

当院では麻酔在庫が350回分以上と豊富にありますので、診療に支障はありませんが、中には困っている医院もあると聞きますので早く落ち着くことを期待します。